シャフトを簡単に替えたい　リシャフト用工具の製作　DIY　

2020年11月30日2024年1月30日

皆さんこんにちは

ゴルフ雑誌やネット記事に沢山出ている様々なアイアンシャフト！

ゴルフにハマると　どうしてもカスタマイズしたくなるアイテムですね。

巷では、リシャフトして球筋が良くなった！　振りやすなり、飛距離も伸びた！

など　ゴルファーの心をくすぐるコメントを沢山聞きます。

しかし、、、、リシャフトにもリスクはつきもの！

リシャフトして、もし合わなかったら　どうしよう？とか、、

ショップでリシャフトすると高価ですので

簡単にリシャフトを行うには　道具を揃えてDIYでやれると

ずいぶんハードル下がります　(^^)/

ラウンドしていて、何故かこのクラブだけ調子悪い！なんてクラブありませんか？

そういうクラブがリシャフト必要なクラブです、、、

爺もリシャフトが簡単に出来なかった時は、調子悪いクラブをバッグから抜いていましたが

今はリシャフトしてまたバックに入れました、、、(^^)/

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リシャフトにはどの様な工具が必要？

専用工具が沢山販売されていますので必要工具と、部品をまとめてみましたので

こちらの記事から必要工具をピックアップしてみてください。

シャフトを抜くには専用工具が必要 ?　って言うか有った方が良いです。

特に、ドライバー等に多く使われるカーボンシャフトをリシャフトする時は間違いなく

専用の抜き工具が無いと　危険です！

カーボンシャフトは、熱に弱く　過度に加熱すると強度が著しく低下し　破損します。

シャフト抜きの専用工具を使う事で、過熱を少なくしてシャフトを抜くことが出来ます。

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でも、専用工具は高額だし手を出しにくいなー、、、、( 一一)

そこで、爺の専門分野である機械加工と溶接を駆使して

シャフト抜き機　なるものを制作しました。

市販されている工具の最安値は、15,000円前後なので、

より安く！同様の機能を持たせた工具を製作してみようと思います。

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以下はリシャフト用の工具を作り込む記事ですので、

アイアンのリシャフトの方法や作業の記事はこちらをご覧ください。

市販のヘッド抜き工具は？

これが現在のところ最安値と思われるシャフト抜き工具でしょう？

シンプルな作りです。

210020 Golf mechnix VALUE スタンダード シャフト抜工具

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工具製作前のインプット情報

シャフトのチップ側の寸法は？

アイアンシャフトやドライバーシャフトの細い方（ヘッドを差し込み取り付ける方）

をチップ側と呼び、その外径をチップ径と言います。

そのチップ径がシャフトメーカーやシャフト材質によって違いがあることが分かりました。

現在のチップ径の主流は以下の4種類です。

ソケットは使い捨て？

クラブのヘッドとシャフトの間にある黒いテーパの部品をソケットと言います。

シャフトを抜くときにそれを破壊するか

位置をずらして抜くのかで工具の寸法が変わるので調べてみました。

ソケットはセルロイドで出来て、熱湯をかけると膨張しグリップ側に移動が可能みたいです

しかし、ソケットの径が全体的に大きくなり、もとに戻りにくい為　再使用は難しいとのこと

ヘッドを抜く前に　カッターで切断して先に取り除くのが主流みたいです。

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ヘッドホーゼル外径とシャフトチップ径の段差は？

情報が少なく、現物測定しました。

現在使用しているアイアンはミズノのMP59です。

ホーゼル太さ約14.5㎜　NS950のシャフトチップ径約9㎜なので

差し引き5.5㎜片側2.75㎜の段差が有ることが分かりました。

他のゴルフクラブ（スリクソン・クリーブランド等）のホーゼル径も測定しましたが

概ね片側2.5㎜以上の段差はありそうです。

シャフト抜き器製作イメージ作り

１　シャフトに傷を付けたくないので樹脂でつかむ事が必須条件です。

モノタロウで売っている硬質樹脂パイプでシャフトを掴むようなイメージで作り込みます。

樹脂のみ　だとグリップ力をうまく伝えられないと思われる為、

SS400の鉄製カバー（パイプ）の中に樹脂パイプを接着剤で固定します。

ヘッドが抜ける方向に力が加わる為、

鉄パイプの端部に3㎜の鍔を付け樹脂の脱落を防止します。

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２　ヘッドを抜く方法は、ヘッドのホーゼル段差に爪を引っかけ

全ネジボルトを回すことにより発生するボルトのスライドを利用しヘッドを抜きます。

３　ヘッドを抜く際、シャフトとヘッドの接着剤の接着力が相当高いと予想出来る為、

ヘッドを抜く移動爪のホーゼル側の軸芯と抜きボルトの軸芯間の距離が狭いほど

クラブシャフトのたわみと抜きボルトのたわみが少なくなるのではないか？

と考えられるので、抜きボルトの軸芯とクラブシャフトの軸心距離

をできるだけ狭く製作します。　（努力目標）

４　抜きボルトを回すことで、

ヘッド抜き爪が偏芯動作しないよう6㎜の棒材でガイドを設ける。

５　ヘッド抜き爪は、ベアリングで挟み込み

同芯・同軸・ボルトに対し直角を維持させるとともにボルトの

スムーズな回転を確保します。

６　ヘッド抜き爪は5t材を使い、チップ径とホーゼルの段差寸法を考慮し

2種類（巾9.0㎜と巾9.5㎜）の巾で制作します。

シャフトに干渉しないように隙間を確保します。

７　シャフトを掴むグリップ力が不明なため、グリップ部には5㎜の締め代を設け

M８の締め付けボルトでグリップさせます。

ヘッドを抜きながら締め付けボルトを締められるように長めのボルトを取り付けます。

以上のインプット情報で、製作しました。

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材料収集　予算

2019年の製作当時の予算算出です。

材料費は3,519円でした。（金額は製作当時の金額で、現在は若干上がっていると思われます。）

見栄えがいまいちですが、、、( 一一)　　完成品です！

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製作まとめ

＊　移動爪の加工に時間がかかり過ぎた事が反省点です。もう少し簡略化が必要かな？

＊　ベアリングの選定がいまいち、、、ラジアルベアリング2個で製作しましたが

アキシャルベアリングを2個向かい合わせで取り付けがベストでした。

＊　シャフトグリップ部の外側パイプの肉厚が10㎜と厚過ぎた

（掴むだけなら5㎜程度で十分）

ゴルフクラブのシャフトがテーパなので、

グリップの締め付け力はさほど必要ないと思われます。

但し、グリップ部全体的に樹脂が接触していることが条件です。

＊　今回の工具は、加工費を入れるとおそらく10000円程度になりそう(-_-)

＊　樹脂パイプのガイドを旋盤加工で　無垢材から削り出しましたが、

パイプ材を使う事でまだまだ加工が簡単に出来る感じです、

樹脂の脱落を防止する目的のリブも必要なく

樹脂を接着剤で接着するだけの固定でシャフト抜きの作業に対し

強度を十分に確保出来る感じです。

まだまだ簡略化と安価に製作が出来そうです。(^^♪

アイアンセットを2回ぐらいショップで抜いてもらっても工具費にもならないかも？

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ショップでシャフト交換をしたことが無い為コスト比較は出来ませんが、

アイアン1本のリシャフトがショップで4,000円ぐらいなので、

コスパは十分であることがわかりました。(^^♪

ガイドを変更することで、より強度が出せ、簡単に製作可能と思われます。

ヤフオクなどで売られている中古のシャフトを購入して　DIYで交換ができる

というのが一番のメリットで工具制作をおこないました。

交換したシャフトがスイングに合わなくても

気軽に抜いて交換！　　良いですね～(^^♪

次回は、この工具で実際にシャフト交換してみようと思います。

工具に興味のある方は問い合わせ下さい。製作可能です。

よろしければ関連記事もご覧ください。

では(^^)/

最後まで読んでくださいまして　ありがとうございます。　m(__)m