アクアのステアリングを革巻きに変えてみよう DIY
愛車のステアリングが革巻きでない方
汗ばんで滑ったり、樹脂の触感がいまいちだなーって思っているのでは?
ステアリングカバーを付ければ良いのですが
簡単に装着できるカバーは安価で手軽ですが
持ち手が かなり太くなり、見た目も、、、ん~?、、、って感じている方向けに
時間と費用が少々掛かりますが、樹脂ハンドルの上に巻ける皮モドキのカバーが有るんです
今回は、DIYでハンドルを革巻き風に変えてみましたので紹介します。
ステアリングの革巻き
なぜ上級グレードや高級車にステアリングの革巻きを採用されているのでしょう?
革巻きの良さは
滑りにくくて掌に馴染みやすく、汗の吸湿性もいいところなのでしょう
しかし、革巻きはコストが掛かりますのでオプション扱いや、
標準装備でも少々高めの価格帯の車に採用されています。
しかし、高価なステアリングですが
デメリットも有ります
一番は、革のメンテナンスが必要な事でしょう
使うほど擦れて色の変色や、カビの発生、濡れた時に形状や風合いが変わる等
ウレタン樹脂ハンドルの使い勝手と比較すると
デメリットの方が多いのかもしれません。
革巻きに変えたからと言って 車の性能が良くなるわけでも無いですし、、、
なので、あまりお勧めはしませんが
好きな方にはなぜかデメリットを超える良さが有るんですね
爺の場合は 若い頃ステアリング交換が当たり前のように
モモやナルディの革巻きステアリングを触っていたので
ステアリング=革巻き の方程式でツイツイ、、、
革巻き風ステアリングって?
革巻きならアクアの上級グレードに有るので、純正の革巻きステアリングに
変えれば良いのでは?っと思っていらっしゃる方も多いと思います。
でも そこはやっぱり、モモやナルディに変えたい派の爺ですので
純正では納得いかないのです、、、。しかも高価。
中古品は 大体くたびれてますので ×
しかもエアバッグが装備されていますから
ステアリング自体を他の物に交換すると車検に通らなくなりますので
リスク大
なので、あまり使われていない革巻き風カバー(合成皮革)なる物で、
他車との違いを出そうと思いまして、、、価格も安価だし、、
ワンポイントの糸色の違いや、握る部分のパンチ加工・別色に変えれる等
探せば種類も意外と豊富なので、、、厭きたらやり替えも出来るな~ 等と、、、、
っていう事で革巻き風なのです。
革巻き風カバー装着方法
この製品の口コミにもあるようにステアリングが車に付いた状態で
作業をするとカバーの合わせ目がうまく合わなくなりますので
ステアリングを外して装着するのが綺麗に仕上ります。
なので、私はステアリングを外し ホイールだけにしてカバーを付けました。
1 ステアリングを外す
1 バッテリーターミナルのマイナス端子を外しエアバッグを外します。
方法は以前行ったクルコン取り付け時の記事を参照してください。
2 左右のステアリングスイッチを外します。
赤丸のプラスネジ4ヶ所を緩めて外します。
3 ステアリングを止めて有るボルトを外します。
赤丸中心の黒いのがステアリングを固定しているナット(17㎜)です。
外す前にマジックで線を引いてますね~、、、ここが重要です。
ステアリングはステアリングとステアリング軸・ステアリングナットの位置関係を外す前に
判るようにしておかないと、組付け時に手間が増えます。
ステアリングと軸の位置関係は組付け時のステアリング角度に影響が有り、
ステアリングナットは締め付けトルクに影響します。
ステアリングナットは指定トルクが決まっていますので そのトルクで締めないと
ステアリングを破損させます。
なので、トルクレンチで締めるにも、トルクレンチを使わないにしても
元の位置に戻すという事が重要なので
予め線を引いておき、組付け時に線を合わすことで外す前の再現が出来ます。
ナットの両サイドのM8ボルト穴がステアリングを外すときに工具のボルトを入れる部分です。
4 ステアリング外しでステアリングを外します。
画像は以前ステアリングを外すときに自作した
工具です。(鉄板が薄いので補強してます(笑))
左右のボルトを挿入して、中心のボルトを
締めこむ事で ステアリングが手前に持ち上がる
力が働いて外れます。
ステアリングは道具が無いと絶対に外れません!
なのでステアリングを外すには、爺のような道具を作るか購入が必須です。
ステアリングプーラーは安価で販売してますので買った方が良いですね。
専用工具が売っていますのでリンクを貼っておきます。
ステアリングの軸部構造
ステアリングはメスのテーパ加工穴にセレーションと言って内径側に山形の縦筋を全周に入れてあり
ステアリング軸も同様なテーパー加工軸に山形縦筋が全周に入っています。
ステアリングの装着時は、そのセレーションの位置(凸凹)を合わせて入れ(嵌合)ますので
かなり大きな力が働かない限り、ステアリングと軸がズレる事はありません。
テーパー形状の嵌合(はめあい)なので外すときには大きな力が必要です。(工具が必要)
また、ステアリングを取り付ける時にもセレーションの位置を
外す前の位置にきちっと合わさないとステアリングが傾いた状態になりますので、
外す前に置決めのケガキ(マジック線)を必ず引くことが重要です。
5 ステアリング後ろカバーを外します。
マイナスドライバーの先端を差し込み
上に持ち上げながら凸部分を押し込むと外れます。
2 ステアリングに革風カバーを取り付けます
1 カバーを裏返して 付属の両面テープを貼り付けます。
約30㎜ぐらいに切って カバー先端部に貼り付けます。
2 カバーを元に戻し ステアリングに巻き付けます(位置決め)
3 6時の位置から両面テープで貼り付けていきます
6時(真下)の位置から貼り付けます。
位置決めは、樹脂ステアリングの中心部に成形金型跡の線がうっすらと見えますので
その線にカバーの先端が来るように貼り付けます。
4 6時方向のカバーから縫い付けていきます。
英語表記の取説ですが、縫い糸(黒線)を画像の様に行えば良いです。
取説は、一つ飛ばしの折り返しで飛ばした部分を縫うようになっていますが
さすがに面倒なので、私は最初から飛ばさずに縫い付けました。
縫い付けるポイントは、縫い糸の長さを縫う距離の約3倍にカットして縫う事と
最初からカバーの隙間を埋めながら縫う事は出来ないので、縫った後で少しずつ
カバーの隙間を埋めるように、縫い糸を精密ドライバーのような先端が細く握りやすい
棒状物で 縫い糸に通して引き上げながら 少しずつカバーの先端が中心に集まるように
カバーをしごくという動作を、20㎜間隔ぐらいで順番に行うとカバーの隙間が無くなります。
画像の赤丸の部分は、縫い糸を引き上げ過ぎて上下の間隔が小さくなった部分。
3 ステアリングを元に戻します
外すときに付けたマジック位置に合うようにステアリングを取り付けます。
後は、外した逆の方法で取り付けます。
注意
ステアリングナットは締めこみ過ぎないように注意してください!(トルクレンチで30~40N・m程度)
ステアリングの軸部材質はアルミ製でテーパーの嵌合なので締め込み過ぎると割れる危険が有ります。
まとめ
ステアリングの取り付け、取り外しは 30分も有れば簡単に出来ます。
しかし、、、革巻き風のカバー取り付けは今回の方法でも2時間かかりました、、、、
合計2時間半(-_-;) 半日だな、、、、
カバーに約3000円 道具を買ったなら+約2000円 新品のステアリングだと約10000円か~
微妙な感じですな、、、(笑)
ステアリングを外さない状態で作業を行っても同じ時間か、それ以上かかりそうです
時間と道具と根気が有る方向けの内容です、、、、(笑)
青い糸がワンポイントです! オリジナル感が出て良い感じです
純正ステアリングかと思えるほどの出来栄えの良さに
出来上がったステアリングは好評でした (^^♪
最後まで読んで下さいましてありがとうございます。
では(^^)/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません