スズキカプチーノのクラッチ交換をやってみた DIY

快調に走行していたカプチ君ですが

なにやらタコメーター回転数と走行音と走行スピードがマッチしない!

やたら音が出るのに 前に進まない!

 

クラッチの切れ具合も フニャフニャで切れが悪い!

さてはクラッチが摩耗して滑っているのでは?

 

最初は5速でおかしなアクセルの挙動でしたが

だんだんと4速・3速と低いギアでもおかしな挙動が、、、

これはヤバい!

と速攻で、純正クラッチ・クラッチワイヤー・レリーズベアリング・オイルシールを注文し

カプチを作業台に乗せて交換作業開始です!

フロントタイヤ下には125㎜x3=高さ375㎜の枕木を入れて車を浮かせ

前からは耐荷重700㎏の油圧ジャッキ台車を入れて落下防止

潜るとやっぱり怖いです、、、

クラッチケースをバラしています。

今回取り付けるクラッチはこれ!純正クラッチです。

右側の棒は、旋盤で拵えた芯だし治具です。

 

クラッチ交換方法

交換自体は難しくないですが、外す部品が大きく重量物なので

落下させないように取り扱う事と、一時保管場所を確保する事が必要です。

 

外す手順は、

1 マフラーをエンジン側エキパイから外します。

2 プロペラシャフトカバーを外し プロペラシャフトを外します。

3 シフトレバーのコラム周りを外し

4 ミッションケースを外して クラッチを外します。

(ケースを外すボルト4本とセルのボルト2本が手の入らない位置にあります。

ラチェット式のロングメガネレンチが必要です。17・14)

5 フライホイールを外して、オイルシール・パイロットベアリングを交換し 

  フライホイールを取り付けます。

(フライホイールの取り付けにフライホイール回り止めの工具が必要)

6 新しいクラッチをフライホイールに取り付けます。

 

7 ミッションケースを清掃しレリーズベアリングを交換してグリス塗布 クラッチケースを取り付けます。

 

8 プロペラシャフトを取り付けてカバーをします。

 

9 マフラーを取り付けた後、クラッチワイヤー調整・バックランプワイヤー取り付け

  その他外した小物部品を取り付けて終了です。

ここまで、約10時間かかりました、、、、、(-_-;)

プロペラシャフトをシャーシクリアで塗装してます。

 

 

 

ミッションです。比較的綺麗な状態です。

 

 

ミッションのクラッチ側です、、、埃で真っ黒です。

ドラシャのパイロットベアリングに入る部分が瘦せています、、9.5㎜?

レリーズベアリングもゴロゴロです~

 

 

車下のシフト部分からリヤ側の画像

 

 

外したクラッチは溝がありません、、、すべって当たり前ですね、、、

しかも、フライホイールに傷を付ける寸前の交換でした、、、あぶね~

 

 

パーツクリーナーぶっかけで、頑張って掃除しました。(^^♪

パイロットベアリングに入る部分は錆びて痩せています、、、

代わりの部品も無いのでこのまま装着です。

 

 

新しいクラッチを取り付けています。

奥にパイロットベアリングが見えます。新しい物に交換してます。

交換前のベアリングは、完全に固着して回らなくなっていました。

しかも、内径が10.5㎜と大きくなった上の固着です。

相当前から固着していたと思われます、、、

 

 

マフラーを耐熱塗料で塗装しました。後方はステンレスの社外マフラーなので塗装しません。

 

 

オイルパン部分になにやらオイルのにじみが見られます、、、、

発生場所が判らないので今回はこのままユーザー車検行です。 乞うご期待(^^)/

 

 

交換したクラッチワイヤー

切れかかっていました、、、、

クラッチ交換にレリーズベアリング交換・オイルシール交換・クラッチワイヤー交換は

セットですね。

 

 

まとめ

14万キロ走行のカプチ君ですが、クラッチ交換は初?、、、

の 筈が無いですね、、今回が2回目ぐらいでしょう

購入した時から クラッチの切れ具合が怪しいと思っていましたが、あっさり滑ってきました、、

マニュアルの中古車を購入する時は、クラッチの交換時期を確認しましょう。

 

ミッションは20キロと軽い物ですが、上げ下げする場所が狭いのと 自由に体を動かせないので

ミッションを受ける台車が有ると便利です。今回は力技で取り付けました。