金属の塗装って難しい! 綺麗に早く仕上げる方法は? DIY塗装

2021年1月9日

皆さんこんにちは。 最近DIYが流行っていることもあり、自宅で簡単なモノづくりに挑戦している方も多いのではないかと 思います。 物つくりが終わって さあ塗装!っというときに最終仕上げの塗装には様々な道具があり、 この塗装の方法や塗料選びに困った経験はありませんか? 出来上がった物の価値を上げるも下げるも最終工程の塗装で決まりま~す! 今回は、金属塗装の種類と特徴・塗装方法についての基礎と、 爺も前に除雪機のバッテリーホルダを制作した際、塗装を行ったのですが 特に冬の季節 塗装にはかなり厳しい季節でしたが まあまあ上手く出来ましたのでその方法をおまけで ご紹介させていただきます。 おまけはいらねーかな? この記事を参考に、あなたの逸品作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

塗装について教えて! 知っておきたい塗料の種類と特徴

塗装の目的ってなに?

塗装を行う目的は、大きく分けると「生地を保護するため」と「見た目をきれいにするため」 の2つがあげられます。

生地の保護

塗料は、生地の表面に塗布することで丈夫な膜をつくり保護してくれる役割があります。屋外では、雨風、日射しから守る性質を持ちます。

鉄に塗ればサビを防ぎ、木に塗れば腐敗を防ぎます。コンクリートに塗れば、風化やカビを防ぎ、防虫防腐効果も発揮します。

見た目をきれいにするため

塗装することで、見た目を美しく仕上げることができます。

色を塗ってイメージを変え、作ったモノのデザインを楽しめるのも、

塗料の大きな役割です。

塗料の種類はどれくらいある?

塗料の種類は、塗装方法や塗装対象物・塗装製品の使い方等で沢山の種類があり、 種類を聞いているだけでボーっとなるくらいに有りますので今回は、 金属塗装のDIYベースの紹介っということでご勘弁下さいm(__)m 塗装と接着剤って 種類は半端なく多いわ~、、、

金属の塗装にはどんな塗料?

基本、油性塗料かラッカー系塗料を使います。手などについた汚れを落としたいときや、 塗装道具を洗うときには、うすめ液など、油性塗料を落とすための液体を使いましょう。 最近は、臭いが少なく、環境にも配慮した“弱溶剤”タイプも出ています。

油性塗料のメリット

1. 屋外の壁などに塗る際、下地を作る必要がないので手間がかからない 2. 粘り気が強いので、雨など落ちにくい 3. 金属との相性がよく、水性よりも簡単に塗装ができる

油性塗料のデメリット

1.強いシンナー臭をともなうので、周囲に不快感を与えてしまう可能性がある 2.毒性の強い液体を使っているため、保管には注意が必要 3.手や道具を洗うときに水で洗えない

ラッカー系塗料

ラッカー系塗料は、乾きが早く、耐久性の高い塗料です。金属との相性がよく、 金属を塗装したいときにはオススメです。スプレーが主流で、初心者でも扱いやすいのが特徴。 ラッカー塗料をうすめて使いたいときには、うすめ液という液体を使います。 但し、うすめ液を使うと、ムラになりやすいので注意をして下さい。 また、手などについた場合は、油性塗料と同様にうすめ液を使用すれば落とすことができます。

ラッカー系塗料のメリット

1. スプレータイプなので初心者でも扱いやすい 2. 乾きが早く、耐久性が高い 3. 金属への塗装がもっともしやすい

ラッカー系塗料のデメリット

1. モノによっては下塗り剤などを使って下地づくりが必要になる 2. 手や道具を洗うときに水で洗えない

塗装は出来上がった物に塗るだけ?塗装工程の基本

先に塗装の良し悪しで物の価値が決まるとお話ししたように、 塗装の基本は塗装の前工程に重要なポイントがあり、塗装の出来栄えや、物の寿命を決めたりもします。 手を抜かずに塗装前工程をきちんと行いましょう。 こちらのリンクに 厚生労働省が行っています3級金属塗装技能士の人材育成マニュアルがあります。 塗装って 技能士さんが行う作業なんですね~ 難しくてあたり前田のクラッカ~でした、、、

1 生地を整える。

塗装部分がザラザラだと塗装後も表面はザラザラになります。 出来栄えを考え、サンドペーパー等で生地を整えます。 塗装表面をつるつるに仕上げたい場合は生地の表面もつるつるにしてください。 ただし、つるつるに仕上げた場合脱脂後・塗装前の間に下地処理塗装が必要になります。

2 生地の脱脂。

塗装部分に油分やゴミなどが付着していると塗装がムラになり出来栄えが悪くなります 脱脂洗浄は必須工程です。

3 プライマー塗装。

プライマーとは下塗りで、生地と塗料を密着させる接着剤のような働きをします。 表面がつるつるなほど塗料が乗らなくなります。 爪で引っ掻いただけではがれたりもしますのでプライマー塗装も必須工程です。  コンクリートなどの下塗りはシーラ等と呼びます 同じ用途です。

4 いよいよ塗装です。

塗装方法は刷毛塗りとスプレーがありますが、スプレーをお勧めします。 スプレーは1回で沢山塗らないように気を付け、薄く塗布・乾燥 を数回に分けて塗ると 綺麗に仕上がります。 刷毛塗りは刷毛の模様で凹凸になったり刷毛の毛が落ちる場合があり 上手く綺麗に仕上げるには経験が必要で難しいです。 注意 塗装対象物が非鉄金属の場合 金属塗装で重要なのは塗装対象物の材質に合わせた塗料を選定することも重要です。 特にアルミやステンレス等の非鉄金属は、 大気中の酸素と生地の成分が結合し酸化膜を形成する性質であるため塗装が乗りにくくなります。 (生地は錆びにくい性質です非鉄金属の特徴) そのため脱脂後のプライマーは非鉄用専用のプライマー(塗る事で表面を化学洗浄するタイプ)の選定が必要になります。 錆びにくい性質の非鉄金属は一般的に塗装しないのが主流ですが 塗装が必要な場合に限ります。

塗装の環境はどんな環境が必要?

塗料を薄める為、 有機溶剤が使われているものが多いのとスプレー缶には可燃性ガスが充填してある物が主流です ので、火気厳禁、塗料は人体に影響のある成分である為、換気を十分に行い、マスク着用が 義務付けられています。 服装は ペンキが付いても良い服装で! 目はゴーグル着用ですね。

おまけ

爺のバッテーリーケースの塗装は、紹介した工程で作りこみしたものを本体に溶接し、 後 溶接部をパーツクリーナーで脱脂しました。 ここで、塗装のパーツが小さいため、ヒートガンでパーツを温め、(軍手で触って暖かく感じるまで) プライヤー塗装と塗装を薄く塗り、ドライヤーで強制乾燥、 また薄く塗るという工程で仕上げました。 ドライヤーは、近づけ過ぎず離し過ぎず、 風で塗装が波打たないような距離で乾燥と塗布を繰り返すのがポイントです。 当時の現場の気温は、5℃ 湿度は70%で塗装には厳しい環境でした。 30分ぐらいで仕上げました。

まとめ

塗装は、塗るだけなら手軽で簡単にDIY出来ますが、 実は奥深く簡単な技術ではないことが分かります 綺麗な塗装を行うには 沢山の知識や経験が必要です。 少しづつでも上手くなるには、知識を増やし経験を積む事なのでしょうね DIYは失敗を楽しむ!と言うぐらいにやるのが一番良いのでしょう (^^♪ 塗装のムラも また個性ということで DIYを楽しみましょう。 では(^^)/ もう一記事関連記事如何でしょうか? 大雪に備えてハイガー除雪機の点検 バッテリ上りで交換 DIY

金属塗装DIY

Posted by ますのさ