流行のミッドサイズグリップに交換しました。気持ち悪い重さです、、
巷で噂のミッドサイズやジャンボサイズグリップの登場で
ゴルフクラブのバランスという指標の概念を覆すこのグリップ
一般的に 男性ならD0~D2などと言われているバランス値ですが、ミッドサイズグリップを
装着することで 一気に20g~30g重くなるクラブ重量と軽い振り心地になるバランス値ですが
こんなに変化して大丈夫なのでしょうか?
そして 性能はどうなんでしょう?
今回は、なぜかミッドサイズのグリップを某オークションより安価で手に入れたので
何も考えずに 早速交換!
どこからともなく
「だからスコアがまとまらないんですよ~」って 声が聞こえてきそうですが、、、
ミッドサイズのグリップを検証してみようと思います。
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ミッドサイズグリップとは
先ず ミッドサイズのグリップを理解するには、通常サイズがどのような物かを知る事が必要です。
通常グリップサイズの表記は M58、M60、L60 などとされ その M/L は メンズ / レディースの意味で
数字は グリップ内径(コア)を インチ(")表示しています。
58", 60", 62" というサイズ表示でグリップが販売されていますが 60"(0.60インチ) が最も一般的で
58"(0.58インチ) も 比較的良く出回っております。
標準タイプのグリップ重量は約50gです。
M58 のグリップは シャフトのバット径が 0.58インチ のシャフト用 グリップです
グリップはゴム製なので伸びるため 0.60インチ のシャフトに取り付けることも可能で、
同じシャフトであれば、装着時のグリップの太さ(外径)は M58 を取り付ける事で
約0.5㎜太くなります。
1インチ = 25.4mm。
オーバーサイズのグリップを購入しなくとも 下巻きのテープの巻く回数等で
グリップの太さはある程度調整出来ますが より 太いグリップにしたい場合は
やはり オーバーサイズのグリップが必要になります。
市販されている 最も太いグリップは ジャンボサイズと呼ばれ、重量は標準より+30g
太さは標準サイズのものより1/8インチ(3.2mm)太いグリップで
下巻きテープを五重に巻いた標準サイズのグリップの太さ(実際には不可能)に相当するものです。
標準サイズとジャンボサイズの中間的な物が ミッドサイズと呼ばれるグリップです。
太さは標準サイズより 約1/16インチ(1.6mm) 太くなります。重量は標準より+20g
標準グリップとミッドサイズの違い
今回比較したグリップは、
* 標準サイズ ゴルフプライド ツアーベルベットラバー360バックライン無し 50g
* ミッドサイズ キングラスプ R60 長さ266㎜ ±3㎜ 重量70g±3g
外径寸法
標準グリップ
グリップエンド寸法 ↑
左手小指あたりの寸法 ↑
右手小指あたりの寸法 ↑
グリップ先端寸法
ミッドサイズグリップ
グリップエンド寸法 ↑
左手小指あたりの寸法 ↑
右手小指あたりの寸法 ↑
グリップ先端寸法
ミッドサイズの外径寸法が全体的に約2㎜太いことが分かります。
ミッドサイズの重量を測ってみました。
最小重量 70g
最大重量 74g
13本の最小と最大の画像ですが、全体的には72gの物が多く入っていました。
70g±3gと6グラムの幅もいかがな物かと思いますが、概ね全体的に72gでしたので良しとしましょう。
74gは1本だけでしたが、、、
個人の主観ですが、重めに作っておいて裏の印字を消して70g±3gに収める作り込みでしょうか?
削り忘れなのか?74gの物だけ裏側に刻印が有りました。
裏には 60R ゴルフプライド メイドイン Taiwanの文字が有ります
削り忘れで重量がオーバーだったのでしょうか?アマゾンの表示では70g±3gです。
他の物は薄っすら何かの文字が有る感じで削れていました。
表の表示はキングラスプでグリップ内はゴルフプライドのダブルネーム?
基本的に中は消すのでしょう どの様な形態の商売なのかよくわかりませんが
キングラスプというメーカーのグリップです。
バランスはどうなった?
今回は、パター以外のすべてのクラブを一気に交換しました。
やっちまったな~、、、、(笑)
しかも通常より20gも重いグリップです! 私にとってかなりの冒険でした、、
バランスを測ってみたところ
クラブ | 旧総重量 | 新総重量 | 旧バランス | 新バランス |
ドライバーRS01 | 313 | 338.9 | D2 | D1 |
ユーティリティ3U | 356 | 377.5 | D2 | C9 |
MP59ー5I | 411 | 434.4 | D3.5 | D0 |
MP59ー9I | 440 | 466.2 | D3.5 | D0 |
総重量でグリップ単体の重量差20~24gの筈が、20~26gと若干の違いが出ていますな、、、
バランスも、4グラムで1ポイント変わるとされていますが、
今回の重量変化は20g以上なので5ポイント以上変化するのかと想像してましたが
そこまでの変化もなく、バランスだけを見ると普通の値です。
練習場で振ってみました
早速いつもの練習場で振ってみたところ、何やら怪しげな球筋、、、
悩みの種のドライバーは、まずまずな感じ、、、
飛距離が伸びたわけでもないですが、プッシュアウトが無くなり良くなった気がします。
しかし、、、、
3U・4U・5Iの超得意としていたクラブが当たらない、、、
当たっても ぺしゃ~んと か弱い音に フワーっと上がり右にスライドしていくボール
いきなりロングアイアンとユーティリティが打てなくなりました、、、、(-_-;)
かなりまずい状況です!
もともとアイアンをNS950GHからモーダス120にリシャフトしたのはクラブが軽いからです。
ロングアイアンからショートまでバッチリ良かったはずのアイアンセットです
特にリシャフト後の5鉄は 抜群に良く 良い武器でしたが、、、
グリップ交換後は、重量こそ重くなりましたがクラブヘッドが無いような感じで
棒を振っているような感じの振り心地です。 なんとも微妙な感じです、、、
重すぎて振り遅れなのか、ボールに当てようと力を入れれば 入れるほど変な球が出ます、、、
いつものタイミングも分からなくなり 完全に初心者のロングアイアンに変化!
全く打てなくなりました。(笑)
しばらく練習です。
ショートアイアンはいつもと変りなく打てていますが、ボールの高さが高くなったような感じです
ウェッジも問題ないですね~
握りやすくなったのでショートアイアンやウェッジはコントロールしやすくなった感じです。
まとめ
ミッドサイズグリップで振りやすくなると言われていますが
クラブ総重量から各パーツ(シャフト・グリップ)をよく吟味して選定していかないと
今回のような、5鉄で434g(PGAツアー選手が使う5鉄重量)などというとんでもない
スペックのクラブが出来上がります。
非力な爺には 振り切れてない可能性が大きいです。
例として、今回のミッドサイズのグリップに交換する場合
シャフトは、モーダス105のRあたりに変更して-10g・総重量で5鉄で425gあたりを狙い、シャフトかたさ
や振り心地を、グリップ変更前に近い状態にしながらミッドサイズをチョイスするのが良いのかもしれません。
ショートアイアンの高さが高くなるのは、クラブが重い為
アーリーリリースになったのではないかと思われます。
ってことは、ダフリが出やすくなるのかな?
単にグリップ交換のみだとシャフト硬さはSシャフトで一般男性が使う固さですが、
振りきれない重さの為 使いにくいクラブになってしまいます。
重量を抑えて太さを太くするには、やはり下巻きのテープで調整するのが一番ですね。
まだ コースで試してないので性能をコースで検証してみようと思います。(めっちゃ楽しみです)
では(^^)/
最後まで読んで下さいましてありがとうございます。
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