中華製2馬力エンジン アイマリンのメンテナンス記録 DIY

以前に友達から貰った中華製エンジンの

ハイフォンエンジン?(名称不明)で数回釣行に行ったが

エンジントラブル多発の原因不明(多分、水冷ヘッドの塩詰まりによる冷却不良のオーバーヒート)

で、 スクラップ行きになりどうしたものか?と思っていましたが

ゴムボは健在なので 再度ボート釣りに挑戦!

っという事で、、、エンジンを調達しました~~(^^)/

 

 

ジャジャ~~~~ン!

アイマリン!?です~~~~(^^)/

またまた中華製の訳あり品で、得意のオークションで激安の

新品の様な状態で入荷しました~  

しかもユーザーマニュアルはハイフォン? 写真が全然違う~、、、

説明文も違和感たっぷりの内容。さすが中華製です。

このエンジンは訳あり品でメンテが出来る環境の方の入札と注意が有ったものです。

 

何処からか 止めておけば良いのに!と聞こえてきそうですが、、、、

 

ははは 止められない!止まらない! エビせんの様な爺の性分

メカ好きにはたまらん素材です!

このまま海に出るのは自殺行為ですので何処が訳ありなのか調べてみましょう!

現状調査

カバーを外して側面

ガソリンのフィルターが無いのが気になります、、、

キャブレターも原チャのキャブですね~

ホースはゴムホースですが亀裂も無く綺麗です。

キャブの取り付けが怪しい??

振動で抜けるかも?(抜けない方向の押さえが必要ですね~、、、)

おや!NGKのプラグですね~

中華製の割には珍しい!

エンジンを見た感じは新品のエンジンです。

では、ドライブシャフト下をバラしてみましょう

あら?、、綺麗ですね。

 

 

 

 

これはダメですねー 折れ曲がっています。

このままですと冷却水が上がらずオーバーヒート間違いなしです! これが訳あり?

ん?、、スプリングが、、、なぜに?

ひょっとしてオイルシールのリップ押さえのスプリング?

 

 

 

 

やっぱりここのオイルシールのスプリングが絡まっていました、、、、

もちろんオイルシールは新品に交換です。(^^)/ モノタローで210円也

ギヤオイルがキラキラしています、、

ケース内の洗浄とオイル交換が必要ですね~

このエンジンは、ベベルギヤのかみ合わせのガタが少ないエンジンです。

シムプレートが入っているので調整済と思われます。

キャブレターのガソリンホースの状態ですが、、、、

なんと!、、、 手で引っ張ると、、、

あらら、、、簡単に抜けてしまいました~~~~

流石中華の訳あり品です、知らずに出航すると漂流でした、、、

ここは、2液性エポキシ接着剤とガソリンのノズルを圧入で修理です、、、(-_-;)

このエポキシは超便利です(^^)/ 何かとお世話になっております、、、

冷却水のポンプケースが接着剤で貼り付けてあるのか?びくともしません、、

奥にオイルシールが有るのでメンテ・交換もできない状態、、、(-_-;)

なので、取り外すためにバーナーで加熱してます。

ようやく外れましたが変形が酷く、オイルシールも燃えました、、、

 

油圧プレスでカップを再成形してます(>_<)

ばらしてみるとかなり手直しが必要です。

 

現状だと、エンジン冷却に問題有り。配管の折れ・配管の先端形状・冷却水の循環具合

の確認がしずらいので検水孔を増設等。

マジの訳あり品でした、、、、、(-_-;)

エンジン改造大作戦

1 冷却水配管の曲げ半径を滑らかに

画像を撮り忘れ、、、奥の配管が冷却水配管です。曲げ半径を2か所共に緩やかに

変えております。

2 冷却水配管の先端部の形状変更(開口部を大径化)

ノーマルの先端は直角に切断されていましたが、上下ともに斜めにカットしてしています。

しかも、エンジンを組んだ時に上下の配管がドン付きに当たるように曲げ角で全長を調整し

当たっても、斜めカットなので開口部が塞がらない上に開口部は直角の1.5倍の径を確保できます。

3 冷却水の検水孔を増設

赤色矢印が増設部。青色部分は既存の排水溝です。塞がっていますが最終的には青色部分は

ノーマル状態の開口しました。(配管の改良に伴い水量増加したため)

外ケースの検水孔増設部

赤矢印が増設検水孔です。

勢いよく冷却水が出ています。

4 インペラケースを取り外し可能に(奥のオイルシール交換が出来るようにする)

赤矢印がケース回り止め用ポンチ穴。青矢印がメンテ用ケース取り外しのアクセス穴

ケースを取り付けた状態。ポンチ穴が確認できます。

5 キャブレターの取り付けに補強を行う。(2次空気が入らない措置)

上画像はノーマルの取り付け状態。エンジンにビス一本で取り付けられている状態です。

エンジンの振動や、取り付け具合で2次空気を吸う可能性が有ったので、

下の画像の様に変更してみました。

赤色の矢印がM5の長ナットをインマニ押さえから取り出し、青矢印のプレートとM5

ボルトを締める事でキャブレターをエンジン側に押さえつけます。(左右有)

最後に既存のピンクボルトを締める事でキャブレターがガッチリ固定されます。

後は、ギヤケース・冷却ポンプのオイルシール交換と新しいギヤオイル注入し

ベアリングやピストンには焼付き防止のモリブデン添加剤をスプレーして

組み立てます。

  

 

ここまでやって少し安心感が出ました。(^^)/

まとめ

前回の中華エンジンはオーバーヒートつづきで使物にならない状態でしたが

中華2馬力船外機のメンテとトラブル対策 DIY

今回は、数回釣行で使いましたがオーバーヒートも無く、絶好調のエンジンに仕上がりで、

始動も一発始動で釣りに集中できました。

ベタ凪だわ、、、

 

タイラバでシーバス、、、、

 

ただ、、、49㏄なので2名乗船7000回転で7~8キロ(魚探表示)と鈍足です。(^^)/

2馬力はそんなもんかな~?

 

最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。

では(^^)/