ゴムボのエンジンマウントをステンレスパイプで製作 DIY

ローボートと2馬力エンジンを友人から頂いて 何度か出航しましたが 

エンジントラブルで思うように釣果も出ず

ゴムボで釣りは、なかなかハードルが高いと痛感しております、、、、

  

 

ローボートに2馬力エンジンを載せている諸先輩方は周知の事と思いますが

ローボートのチューブにエンジンマウントを載せると

エンジンの出力にボートチューブが負けて 捩じれてしまい

スクリューが海底方向に向いてしまい 非効率な走行になってしまいます、、

  

エンジンを全開にすると エンジン自体が海に沈み込む状態になります

なので、エンジン出力を抑えながらゆっくりと走行するか

アクセルハンドルを下方向に押さえながらの操船になってしまいます、、、

 

 

やはり エンジンを載せるならローボートでは無くパワーボートですね。

とは言っても、無い物は無い!

釣りに数十万円もかける気にもならず、、、

ならば! 必殺のDIYでエンジンマウントを作りましょう

という事で、ステンレスパイプを曲げてエンジンマウントを作りました。(^^♪

 

材料

ステンレスパイプ   φ19x1tx4000L 1本

ステンレスアングル  2tx30x30x1000L  1本

ステンレス丸平板   1t x φ20 8枚(パイプメクラ用)

ステンレスパイプはモノタロウで送料込み2500円程度

アングルは 地元の鋼材屋で1700円程度でした。

メクラ用の蓋は、φ20x100L(2500円)の丸棒から1tの厚さに切り出しで加工しました。

エンジン取り付け用角材ー40x90x230L-2個 (端材利用)

材料費は総額7000円弱でした。

加工費入れると3万越えは間違いないな~

でも、、、売ってないので

(製作時の購入価格なので現在は多少上がっていると思われます)

加工

手順

1 構想の展開

アキレスローボートEC4-642なので、チューブ外径330㎜を覆うようにアーチ状のパイプに

直管を溶接し、操船者座面にその直管パイプを敷きマウントのたわみを抑える形で製作。

既存のモーターマウントベースを利用し、今回製作のエンジンマウントを取り付けします。

赤丸はエンジンマウント取り付けベース

接着剤の跡が醜いですが赤丸がエンジンマウントベースです。

 

エンジンマウントのたわみ防止は

アキレスのローボートの船底は分割式のコンパネが全面に敷き詰めてあるので

エンジンマウントの座面部分直管をコンパネの上に設置し、

操船者座面部分にもう一枚コンパネを製作し直管をサンドイッチして

座席を設け、操船者の体重で直管を押さえ チューブのたわみを防止する形で取り付けます。

赤丸部分が操船者が乗る部分

 

  

2 加工

パイプ切断ー直管部600㎜x2本・アーチ部分1200㎜x2本・マウントベース差し込み部分80㎜x2本

アングル切断ー240x2本・190x2本

3 曲げ加工

旋盤用4つ爪の外径が350㎜なので、巻き付けるように製作

4 溶接

2馬力エンジンのトランサム高さが420㎜なので、エンジン取り付け部分の

アングル枠を船底座面直管部分の下面から410㎜で取り付け

アンチキャビテーションプレートが船底より10mm下に来る予定です。

この状態ではアーチ状のパイプとアングル溶接が下部1ヶ所だけなので

バネのようなたわみが発生します。

補強のためにステーを追加しました。

おまけに旗を取り付けるステーも追加です (^^♪

    

  

まとめ

DIYと言いながら誰でも作れるものでは無いです、、、

TIG溶接機と溶接技術が無いと作れないですし、パイプの曲げ加工も知らないと

出来ない代物、、、、

実際にこのエンジンマウントでゴムボを走らせたのですが、

上手く走りました。(^^♪

画像を紛失したので、新しいエンジンを載せた時に再アップします。

 

 

ゴムボートチューブの既存のエンジンマウントベースを使い

ステンレスパイプのアーチを載せて、アーチがたわまないように直管部分を抑え込む

方法で、アーチと直管の溶接部分だけで持たせている弱そうな外見です。

実際 エンジンを載せるとエンジンの重量で(11キロ)

若干バネのようなたわみが発生しますが

走行時は全開走行でもしっかりとエンジンを支え、出力を前に伝えています。

エンジンマウントの重量は4キロと若干重いです。(-_-;)

アルミだったな~

もちろん!

塩ビパイプのドーリも取り付け可能ですよ!

           過去記事 

 

 

最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。

では(^^)/