パターのダブルベンドシャフトをリシャフトしてみた。 DIY

偶然見つけたオデッセイロッシー2パター

地元のリサイクルショップで800円也

少し長めのシャフトで、振り感が良い感じです。

30年前のパターで、格安価格。

シャフトは錆びが多く、ヘッドも傷だらけ、、、、

サンドペーパーで磨いてみましたが、全体に錆跡無数です。

要のフェースも樹脂が盛り上がっている感じの所もあり、若干のウネリが有るフェースです

800円でも高いと感じる人もいるようなパターでしたが

磨いた後のヘッド

振り感が良いので買ってみました、、、、

購入時の画像を撮り忘れてしまった、、、m(__)m

  

  

さてと、どう料理するかな?

  

 

パター改造計画

1 ライ角を70度から75度に変更。  荒技で変えてみよう、、、。

2 シャフトを抜いて塗装(艶消しブラック)

3 ヘッドの傷取り

4 フェースの研磨

フェースを水砥ぎペーパ600番で研磨

研磨後クリヤー塗装してみました、、、、不適合?

5 組立接着

と計画して、進める予定でしたが、、、、

ダブルベンドのシャフトは、シャフトをクランプさせる位置がヘッドから遠く

リシャフト工具を使いストレート部分をクランプさせて

ヘッドをゴムハンマーでたたくも、力が逃げてライ角が70~72度に変えるのが精一杯

 

 

ならば、シャフトを抜いてヘッド挿入部分に芯棒を入れて曲げてみようと思い

シャフトを抜きました。

抜いたヘッド

8㎜の棒をシャフトの先端に20㎜挿入し、バイスでクランプ 

芯棒をゴムハンマーで叩くと、、、、ポッキリと折れてしまいました、、、、(´;ω;`)ウッ…

  

  

折れる=硬い!、、、と疑問を持ちつつ計画変更!、、、、

  

 

パターシャフトを買えば良いと、いつものオクで調べるものの

流石にダブルベンドのパターシャフトは出ていなく、、、

出ているのはオデッセイのカーボンとスチールの複合シャフトか、スチールのストレートのみ

このパターはスクラップ行きかな~~~と諦めかけていたところ

MP59の抜いたシャフトが有るでは ~りませんか!

  

少々強引ではありますが、MP59の純正シャフトのNS950GH の S シャフトを使って

ダブルベンドしてパターに装着してみましょう。

  

 

という事で、前置きが長くなりましたが、

オデッセイロッシー2にNS950GH をリシャフトしてみました。

  

ダブルベンドシャフト製作

パターシャフトは標準で100g程度の物が多いのでNS950 も100gと丁度良い重量です。

問題はパターの構造上のルールです。

  

ダブルベンドシャフトの場合 問題となるのがライ角80度以下

ヘッドフェース面から0.84インチ以内のシャフトのはみだし量

ヘッドソールから5インチ以内でシャフトの直線性確保や

シャフトの曲がっている部分の真円具合等様々なルールが有ります。

なので、ダブルベンドシャフトがうまく作れても使用はあくまでもプライベートです。

 

 ゴルフ用具の規格はJGAのホームページに有ります。下にリンクを貼っておきます。

ルール内でDIYで出来るのはライ角とロフト角の調整ぐらいかも?しかも2度程度、、?

過去記事 パターのライ角調整

シャフト製作手順

1 ガスバーナーで炙る

2 曲げ加工x2回

3 仮組 調整

4 研磨

5 接着 組立 

の手順で作ってみます。

  

  

1 1工程の焼です。カートリッジ式のガスバーナーで焼きます。

  

  

2工程の曲げ。 φ100のガイドリングに押し当てるように曲げます。曲げ半径は50Rです。

注意:ガイドリングに傷が有るとシャフトに転写されます。

  

  

3 仮組 調整は、ライ角・ロフト角・シャフトのはみだし具合等調整します。

ガスバーナーで炙りましたので、少々の曲げは手で調整可能です。

恐らく、焼鈍しの状態になったと思われる。

ライ角は思い通りの75度

仮組OKと なれば、ここでシャフトの焼き入れが必要かもしれません。

  

しかし、材質成分が不明なのと、焼き入れは加熱と冷却の温度管理が重要ですので

DIYでは ほぼ不可能と言ってもよい作業です。

なのでこの時点で、寸法的にルール範囲に入っていても競技用の道具としては

使用不可能です。  焼鈍し状態なので、シャフトが手で曲がります。

  

  

4 研磨 青棒とフェルトで軽く研磨・後、車のコンパウンド極細目で艶出し

青棒で磨き過ぎるとメッキも削ってしまいますので、青棒は軽く!車用コンパウンドは手作業で

多く磨くと綺麗になります。

5 接着 組立

完成品は普通のロッシーパターです。シャフトのズレ方が標準より少し多いかも?

そして、NS950GH  S のロゴ。、、よく見るとミズノの文字が、、、、

妙なパターの完成です。 

 

まとめ

作っては見たものの、シャフトの焼き入れが必要なのかな?

ボールを打った時の感触が殆ど無い! ボヨ~~~ンとした感触が伝わります。

  

自分は、パターの距離感を振り子のような振り幅で出すやり方なので

ライ角は 立ち気味のパターが使いやすい感じです。

市販は殆どが70度ぐらいなので、ハンドダウン気味な感覚で

引く時には、手首の筋肉と腕の筋肉が動く感覚が有ります。

ライ角を立てる事で、手首の感覚が無くなり ヘッドを引きやすく距離感も有ってきます

良い感じに動作が出来るパターが出来ました。

  

但し、ゴルフクラブの規則に書かれてあるように 

競技として使うにはルールを守る事が必要です。

私の様に競技とは縁が無くても、オクションとかでクラブを入手する人も

ルール違反のクラブが出回っている可能性も有るそうなので

知らずに買ってしまっている場合もあるので

競技には縁が無くともゴルフクラブにはルールが有るんだと知る事も必要だし

周知する事も重要と感じました。

  

また、スチールシャフトのアイアンリシャフトをガスバーナーで炙って行っている動画などを見かけますが

シャフトが焼鈍し状態になっていないのか心配になりました、、、

スチールシャフトのアイアンでも リシャフト工具とヒートガンを使い

なるべく低温で抜く事が安心だな~と改めて感じました。

   

  

ゴルフ用具の規格はJGAのホームページに有ります。下にリンクを貼っておきます。

  

上手く曲がっているように見えますが、曲げ金型が円柱なので内側のRが平面です

規則に有る断面が円で有れば問題ないが、楕円形や多角形の場合不適合になる場合が有るようなので

もう少し綺麗に曲げなきゃな~、、、、物つくりの血が騒ぎました(^^)/

なので再挑戦します。 曲げ金型(滑車の様な形状)を作って

半径は40Rで曲げてみます。(50Rはソールから5インチ以内がギリギリでした)

 

次は、シャフト重量は120gの重い物を使ってみようと思います。

理由は、日本シャフトさんがパター用シャフトを販売するそうです。

しかも、かなり重めのシャフト、、、いよいよパターもリシャフト時代突入か!

  

最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。(^^♪