単動シリンダーから油漏れ ピストンパッキンの交換 DIY
ベアリング圧入用に使っている単動シリンダーのロッド部分から油が
漏れてきました。
長い事使っていましたのでパッキンがダメになったのでしょう。
今回は、シリンダーのバラシとパッキンの交換をしてみました。
単動シリンダーとは
単動型シリンダには、押し型と引き型の2種類があり、
それぞれ押す時または引く時、どちらか一方のみ力を発揮します。
「戻り」の時には、自重または加重で戻すタイプのシリンダと、
スプリングの力で戻すタイプのシリンダがあります。
今回バラスのは、押し型単動シリンダー1.5tタイプのスプリングバック式の物です。
車などに使う油圧ジャッキも単動型シリンダーになります。

[ads][/ads]
ではバラシてみましょう
ピストンを外すためにロット部分のロットガイド兼ストッパーネジを緩めます。
専用工具で緩めることをお勧めします。
油の入り口に、バネをぶら下げる為の6角穴付きボルトが
有りますのでそれを外します。

シリンダーが抜けました。

ピストンロッドの内部にもどりのバネが仕込まれています。

バネは、シリンダーを持ち上げるだけの荷重の物が入っています。

ピストンロッドの前部です。
通常は、ロッドの前にケースが付いています。
そのケースを外すとバネを取り付けている6角ナットが見えます。
6角ナットをソケットレンチで外します。
[ads][/ads]

外した部品です。少ない点数です。

OIL漏れしていたOリングですが、角が付いて 四角っぽく変形しているのが見えます。
Oリングにキズは無いようです、油漏れの原因は 恐らく経年劣化でゴムが硬くなった
為の漏れだと思われます。
バックアップリング(白)は、そのまま使えそうなので洗浄だけにします。

角ばったOリングは外すときに切れてしまいました。
ゴムが硬くなって自由が利かなくなったのでしょう、経年劣化ですね。
内径33mm 線径 5㎜の Oリングです。特殊なサイズで単価も少し割高でした。

ピストンロットガイド兼ストッパーの真鍮ネジの内側に油溝が見えます。
組立時には、溝にグリスを塗布して組み立てると良いです。
また、各ネジ部には、シールテープを必ず巻いて組み立てましょう。
Oリングを交換し、バラシた逆順番で組み立てます。

組立後の試運転は、油漏れもなく正常に動作が行えました。
[ads][/ads]
まとめ
シリンダー自体単純な作りですが内部の構造がわからないと
分解しにくいと思いますが、画像などを参考にしてみて下さい。
また、分解するにも専用工具が必要であったりしますので
参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。m(__)m
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません