初年度登録が30年前? その名も懐かしのカプチーノです。

2022年1月10日

昨年末

我が家の駐車場にミニカーがやってきました。

その名はカプチーノ

 

オーナーは21歳の我が家の次男です。

 

オーナーより ずいぶん年上の車で初年度登録は1992年と30年前の車です。

旧車のスポーツカーブーム?って言うか

巷で流行の旧車ブームに刺激され、購入したみたいです。

 

爺も若い頃は、ダルマセリカやCRXのSiRと

スポーツカーに乗っていた時期もあり

新しい車を購入する時 選定に迷った事を思い出しました

当時は、ビートにしようかカプチにしようか、、、、結局CRX(笑)

軽は軽だからね~

 

 

でも、久しぶりに見ると 血が騒ぎます

軽四スポーツカーの中でも1・2を争う高スペックに 

扱いにくいターボエンジンのカプチは車が乗り手を選ぶ曲者!

  

可愛い外観と甘いネームに惹かれて乗ると 苦い思いをする

と言う その名前の通りの当時から有名な名車です。

 

 

カプチーノは当時物で軽の名車なのは十分知っていたけれど

なぜ21の次男が?、、、不思議です。

確かに今は 昔みたいに癖の強い車が無いですね、、、そして皆優等生で同じ顔

若い人が旧車を欲しがるのは 分かる気がします。

 

 

カプチーノって?

1991年11月発売。

軽自動車の枠で唯一FR(フロントエンジン・リヤドライブ)を採用した

軽スポーツカーです。

 

パワーユニットは、F6A型DOHC3気筒12バルブ・インタークーラーターボーで

当時の軽自動車最大の64PSを発生する高性能エンジンを搭載し

 

ボディは、ロングノーズ・ショートデッキでルーフは取り外しが出来る

アルミ製軽量のルーフで、ボンネットもアルミ製の軽量化されたボディに

オープンカー化が可能なオシャレなボディに

フロントアクスルより後部にエンジンの重心を位置させる

「フロントミッドシップ」化でフロント51対リヤ49というバランスの良い

重量配分を実現し、

しかも総重量700㎏の軽量な重量にホイールベース2060㎜

のショートホイールベースとトレッド巾1210㎜でスポーツカーの基本である

ホイールベース・トレッド比1.7とかなり小さく クイックなハンドリングが実現できる

事が伺えます。(因みにスズキスイフトは1.65です。この値が小さい方が曲がりやすい)

全高も低く1185mmで急旋回でもロールが少ない車と言えます。

 

また、軽四初、フォーミュラーカーと同じ方式の

4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション採用で路面への追従性を上げ

ブレーキも4輪ディスクブレーキでフロントはベンチレーテッドタイプを採用した

 

車の 早く走る・早くスムーズに曲がる・安全に止まるの3要素を高次元に再現した

数少ない名車の一つです。

 

カプチに乗ってみた

素晴らしいの一言

ただ、ただ、素晴らしいにつきます、、、、

何が?

排気量は軽四なので加速力やスピード感はそれなりですが

コーナリング時の挙動や、コーナリング時に伝わる車の剛性は

今まで感じることが無かったくらい スムーズかつ早く曲がれる車です

3500回転を維持しながらCPに向かいアクセルを踏み込むと

背中を押すような感覚に、じりじりとリヤのスライドを感じながら

ノーズをコーナ出口に向けてくれます

FRの特性と重量バランスが良くHB/T比が1.7と

小さめの作り込みのおかげで、アクセルワークやハンドリングで

意のままに方向を変えれる操作性が 抜群です!

 

今はスポーツカーを購入しようと思っても高額で購入しにくい上に

スポーツカーと言っても重量バランスやHB/T比がワゴン並で有ったり

スタイルだけスポーツカーっぽい物で乗り心地を重視した物だったりと数々ありますが

スポーツカーのボディ基本スペックを比較して、ここまで整った車は相当な金額を出さないと

買えないでしょう

マツダロードスターが1.56とHB/T比が小さくポルシェやフェラーリが1.6あたりで

軽四ではカプチが最小です。それに加え重量バランスの50:50の車はほぼ無いです。

スペック通りのハンドリングというかコーナリング性能を感じる車は

唯一無二の車です。

 

まとめ

スポーツカーの基本性能

スポーツカーの基本性能
比較項目基本値特性影響
ホールベース・トレッド比1.6小さい方が良い・クイックなコーナリング小さいほど直進安定性が悪くなる
重量バランス(全軸・後軸)50:504輪均等にトラクションが伝わるコーナリング安定性が良い
トレッド・全高小さい方が良いロールが少ない、横風の影響小
パワーウェイトレシオ総重量をエンジン出力で割り数値が小さい方が良い0~100等の加速力が良い
総重量軽い加速力・燃費・コーナリング等殆どの性能に良乗り心地が悪くなる
    
    

車との付き合い方はそれぞれの考え方や付き合い方が有りますが

車の性能や乗り心地等は、上記表の値を算出し比較する事で

車の性格が概ね想像する事が出来ます。

乗り心地を重視するなら、スポーツカーが良いとされる値の逆を狙えば良いです。

 

車の購入を検討する要素で

価格やスタイルのみならず車の基本性能の数値を踏まえて検討すると

意外な事も見えて面白いと思います。

購入前の検討項目として取り入れてみてください。

 

 

 

最後まで読んで下さいましてありがとうございます。

では、(^^)/