車の始動が弱々しい! バッテリー上がり 予防

2020年12月18日

12月も中旬になると一段と寒さが増してきます 車に乗って、いざエンジンスタート! 止まりそうなセルの音にビックリしたりする季節でもあります 肝心な時にエンジンがかからない! なんてことが無いように、寒い時に度々起きるバッテリーの故障と回避策について調べてみました。

1 なぜ気温が低くなるとバッテリーが調子悪くなる?

まず、バッテリーのしくみを簡単に説明すると、 クルマを走らせることでバッテリーに充電し、バッテリーに充電したパワーでエンジンを始動させ クルマを走らせます。 このとき、バッテリーは化学反応によって電気を充電・放電しますが、 この化学反応は気温の影響を受けやすく 特に冬は上がりやすくなります。 その理由はバッテリー内の液体温度が下がることで、バッテリーの性能が下がるからです。バッテリーは外気温が0度になると80%、外気温が-20度になると50%の性能しか発揮されなくなります。 古いバッテリーになればなるほど性能が悪化し上がりやすくなります。 また、冬場は特に、エンジン始動に多くの電力が必要になります。 気温が低いとエンジンオイルも硬くなり、エンジン始動時の抵抗が増えてエンジンが回りにくくなります。その回りにくくなったエンジンをかけるために、より多くの電力が必要です。日が短い冬はライトの点灯時間が長くなりますし、寒くて暖房を長時間使いがち。ただでさえ、気温が下がると化学反応が鈍ってバッテリーのパワーが低下してしまう冬場に、たくさんの電力を使えば、当然バッテリーの負荷が大きくなります。

2 バッテリ上がりの原因

1 電装品のスイッチが入りっぱなし ライトや、室内灯のスイッチが入りっぱなしで過放電を起こした 2 長時間車に乗らない若しくは、車に乗っても短距離走行 バッテリーは常に微量な電力を放電しています。 長時間乗らなかった車のバッテリーは電力が落ちています。 短距離の走行しか行わない車も同様で、自己放電+始動時に使った電力を補えない充電不足になる可能性が有ります。 3 バッテリーの寿命 バッテリーの寿命は2年~4年程度が目安ですが、車の使用環境や使い方によって大きく変わります。

3 バッテリー上がりの予防

1 先ずはボンネットをあけてチェックしてみよう バッテリー液やバッテリー自体に劣化が見られないか、見てみましょう。 1 バッテリー液の量はOK? 横から目視できる場合は、液面が"Upper Level"と"Lower Level"の間にあることを確認します。 各セル間でバッテリー液の減り方にばらつきがない?液面の高さに高低差無いのが正常です。 高低差があった場合、低いところにバッテリー液を補充しましょう。(補充蓋のあるバッテリーのみ) 2 バッテリーの見た目は? 劣化するとバッテリーが膨らんでしまっていたり、端子やセルごとの蓋に白い粉が付着していたりすることがあるので、見た目の変化なども要チェックです。 白い粉が付着の場合液漏れが疑われますので、新しい物に交換です。

4 バッテリー上がり対策

1 車から降りるときは、ライトや室内灯、エアコン等の電装品のスイッチOFFを確認 2 長時間(数週間・数か月)乗らない場合は、バッテリーのマイナス端子を外す。 1日の走行、短距離・短時間走行の場合は30分以上の走行を定期的に行う。 3 購入時期が耐用年数を超えているのであれば早めの交換。

5 まとめ

バッテリー上がりの原因は、バッテリーの問題で起こるのではなく 使用環境に起因することが分かります。 バッテリーのトラブル回避は、バッテリーの特性を知り 対策を講じ 異常を感じたら早めの交換ですね。 上がった時の応急で車の始動が出来ても、いちど上がったバッテリーの寿命は 短くなりますので結局 早期の交換が良いのだと思います。 では(^^)/ もう一記事関連記事如何ですか? 大雪に備えてハイガー除雪機の点検 バッテリ上りで交換 DIY